RAKINES × MORLS

こんにちは。

 

ブログは書き始めるとサラサラと書き終えてしまうのですが、

手をつける前の何について書こう、という時間がいちばん長くなっちゃってます。

 

書きたい商品やブランドはたくさんあるのですが、まだやってなかったので別注について。

 

店頭でもご好評いただいております、RAKINES (ラキネス) 別注のご紹介です。

 

まずはブランドのご紹介から。

 

RAKINES

Concept : Uncategorized / 未分類

Designer : Tomoyo Yonezawa / 米澤知世

Director : Takayuki Oshima / 大島隆之

どのジャンルにも分類できない自由な服。
ルール、前例、性別、ジャンル、国籍、トレンド、サイズ...
境界が曖昧なものが複数存在することによる、今までとはちょっと違う世界の見え方。

 

コンセプト・フィロソフィーにも惹かれます。

 

はっきり言ってキャッチーさや派手さはないので、ぱっと見で良さが分かる方は少ないと思います。

生地にしろ形にしろ元ネタにしろ、喋らないと伝わりづらい。

 

接客が必要な服。伝える人間を要する服。

 

でもその分、伝わったときの感動は他では味わえないかもしれません。

（買う側も、売る側も。）

 

着れば着るほど、説明を聞けば聞くほどその魅力に引き込まれる、深みのあるブランドです。

 

そんなラキネスさんに今回別注させていただいたアイテムがこちら。

Yorimoku gabardine / CPO Blouson

Yorimoku gabardine / Kinchaku pants

 

こちらの2型。ご覧の通り、セットアップ。

綺麗なネイビーブルー。

 

同ブランドの魅力のひとつでもある"カラー"のセンスが光ります。

 

採用したのは、"撚杢ギャバジン"というテキスタイル。

 

経糸は別々の色に染めた1/60の糸を2本撚糸し「撚り杢糸」を作って使用。

ヨーロッパのワークウェアなどに見られる撚り杢シャンブレーの出方をウールに置き換えて作成した生地です。

 

深みのある色味ですが、品良く仕上がっています。

CPO ブルゾンに関しては、2019AWでリリースされていたものをベースに製作。

 

より幅広いシーズンでの着用が可能な裏地のないシャツジャケット的な立ち位置。

 

特徴的な大振りの襟、ラキネスらしい後ろに流れるような空気感のあるシルエット。

 

ミリタリーモチーフでありながら品のある顔に昇華されています。

パンツはブランド新定番となる"キンチャクパンツ"。

 

両サイドのドローコードを絞り、巾着の要領でウエストを調整します。

どなたでも穿けるフリーリーなつくり。

 

そのディテールにより生まれるギャザー。

フロントに寄せることでプリーツが入ったようなドレープがつくれます。

 

巾着がもつ和のエレガントさが纏える1本。

 

ブルゾンとパンツ、それぞれ単体でも使いやすいかと思います。

が、セットアップはセットで手に入れないと気が済まないという方が多いのも事実。

 

是非、セットアップでの着用も一度お試しください。

ボタン全閉めはもちろん、

開けても良し。

（インナーが寒そうですみません）

タックインでオールインワン風に。

 

冒頭で喋らないと伝わらないと書きましたが、

袖を通してもらったとき、

"なんかいいな"

"この服には何かあるぞ"

というのは、なんとなく感じてもらえるかと。

 

そこにちゃんと納得してもらえるだけの説明を付け足すのが僕らの接客という仕事だと思います。

 

別注なので、大分にしか置いてません。

是非。

 

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