NULABEL - TACK DOWN VEST

こんにちは。

 

今回は個人的に今シーズン最もアガったアウターをピックアップです。

 

NULABELのTACK DOWN VEST。

ここしばらくダウンベストを着たい願望がずっとあったのですが、"いわゆる"なやつが苦手で、かつ今っぽいやつは避けたい。さらにアーカイブや古着で探すのもなんか違う、で中々しっくり来るものに出会えていなかったのですが、これは久しぶりにビビッときました。

 

まずはブランドのフィロソフィーから。

 

ニューレーベル (NULABEL)

2020年 -

デザイナー：濱田 博昭氏

様々なフィールドに順応し、現代の生活をシンプルにする機能的ウェアを製作する事と、そこから自然に生まれるファッション的アプローチを提案している。

 

前身となる PORTVEL (ポートヴェル) を2015年よりスタート。

2019年度にはTokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門において最高得点を獲得し、東京都知事賞を受賞。

本格的な海外進出を見据え、2020年にブランド名をNULABEL に改名。

 

近未来感のあるデザインやブランドの思想哲学、また日本の伝統的な技術などをミックスさせた独自の世界観を持つブランド。

今シーズンは特に環境に配慮されたテキスタイルが多く見られます。

 

そして今回ご紹介するのがこちら。

ボディ全面に無数のリベットが配された、記憶に残る1着。

メインとなる素材には生分解性ナイロン100%（土に還ります）のテキスタイルを使用。

 

印象的なそのデザインは、全面にタックを施し、ダウンパックごとリベットで固定しています。

単なるデザインではなくダウンパックを包む機能に付随するかたちでデザインに落とし込む、ニューレーベルらしい仕様です。

 

こちらのデザインには勿論元ネタがあるのですが、

その類は文に起こす物でもないと思っているので、興味がある方は店頭もしくはInstagramのDMなどでお気軽に聞いてください。

アーカイブ好きな方はもしかしたら知っている方もいるかもしれませんね。

 

ちなみにリベットが全面に、と聞くと少し刺々しいものを想像してしまいそうですが、小ぶりなシルバーのリベットが広めの間隔で配置されているので、さりげなさすら感じられます。

サイジングはややコンパクトめ。

ブランドの色が濃縮されたシルエットとディテールから、ブランドとしての思想・哲学が感じられる至高のアウターです。

 

引き続き、ベスト推してます。

 

是非。

 

MORLS

蒲原